2006年11月04日
日本の森を守りたい
世界の森林の様子です。濃い緑色部分が豊かな森林部分です。
アフリカ中部熱帯雨林、ロシアタイガ、東南アジア熱帯雨林、北米針葉樹林帯、南アメリカ熱帯雨林・・
そして日本。

世界の森林率を見ると、アメリカ24.7%、中国17.5%、ドイツ30.8%。
しかし、日本は66.1%です。ここ30年ほどほとんど変化していません。
先進国で日本より森林率が高いのはフィンランドの72%くらいです。
江戸初期に次のような言葉が残っています。
熊澤蕃山 陽明学者
「今、山川つき川沢埋もれたるは五行かけ五臓破れたるがごとし」
「山川は天下の源なり」
渋江政光 秋田藩重臣
「国の宝は山なり、山の衰えは国の衰えなり」
次を見てください。日本の森林面積の変化です。

これを見ると、江戸期前に森林面積は50%近くまでダウンし、恐らく国中で危機感が高まったのだと思います。そこから、急激に植林が増えています。
残っている言葉は学者や官僚の言葉ですが、山河の荒れる状況を見ていた民衆レベルでもこの感覚はあったのではないでしょうか。
村落共同体による山林の手入れと、支配者側藩の山林保護政策両方があって、国土の7割近い森林が残ったのだと思います。
縄文の時代から森に精霊を感じ、敬い続けた感覚が国土を守ってきたのです。
今、森林比率は確保されていますが、山は荒れています。農業と同じく、市場原理だけに林業を委ねると荒れてしまいます。
元来、日本人が持ってきた森を敬う感覚を大事にしたい。再生してゆきたい。
ヒヒ
図表などは「江戸時代の林業と里山の生活 井上真理子」より
- by ヒヒ
- at 21:26



comments
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現在,私たちが目にする山々はほとんどが人工林、整然とスギやヒノキが並んでいる。それを見て「自然はいいなぁ」と感慨にふけるのが普通の人々の感覚ですが、あらためて「自然って何?」を問い直してみるのも良いのではないでしょうか。
日本は・・自国の森は多少守っているのでしょうが・・・その分他国の森を壊している事を忘れないで下さい。
自分だけよければ・・・では・・・何も守れませんよ・・。
古人の自然に対する見識は、豊かさを実現した現代にこそ、あらためて学ぶべき点が多いように感じました。
日本の森林が守られているのは非常に嬉しいことです。しかし、高度経済成長時代に日本の森林が守られたのは、残念ながら、単に他の国から輸入するほうが安かったからです。その為にフィリピンの森は壊滅的です。フィリピンの木材で足りなくなったから、今度はマレーシアの森林を伐採し、熱帯雨林伐採が非難されると最近は、ロシアやカナダのツンドラの木を伐採しています。日本は世界最大の森林破壊国なのですよ。
東南アジアの人が日本に来て驚くそうです。日本は、木がないと思ったらこんなに木があるのに何故我々の国の森の木を切りまくり森を破壊するのかと・・
そんな日本の森林も現在は酸性雨の危機にさらされています。日本自身と中国の化石燃料の浪費によるものです。この奇跡的に酸性雨にやられず生き延びている森を守るには早急に化石燃料の使用を減らすことが必要です。先ずは、自動車の使用を減らすこと。
「木を植えた日本人の歴史」
http://www.minnanomori.com/data/info02/frame03.html
植林に至る理由や経緯が解り易いですよ。
こんばんは!
日本の森林を守りたい、というタイトルだったので、興味を持って読んでみましたが、ちょっと残念でした。
でも、いろいろ考えるチャンスにもなったと思いますから、よかったと思います。
日本の森林は破壊され尽くしています。残りわずかです。
そのことを、皆さんにお伝えしておきたいと思います。
クマやサル・シカなどが里に出てくるのは、森がない証拠です。
昔は人間と動物は棲み分けていたのですが、人間が野生動物の領域を壊してしまいました。森林伐採スギ植林や奥山の林道建設など。
スギ・ヒノキ植林地には、動物の餌はないし、また、スギやヒノキを動物が食べると、人間に殺されます。動物が棲めないところは、森とはいわないのです。
九州にはクマが棲む森がなくなったために、ずっと昔に絶滅しました。
ツキノワグマが里に出てくることもありません。
「濃い緑部分が森林」というのは間違いです。熊本県で濃い緑部分と言えば、森林伐採して植えられたスギ植林地です。
本来の森林は、明るい緑です。
日本の森林を守りたいと、本気で思われるのであれば、実際に自分で森を歩いてみられることをお勧めします。
はじめまして。
京司と申します。
日本人の森林を大切にする気持ちを世界にPRして
理解してもらえることを願いたいですね。
応援クリックしていきますね。
>ラ・マヒストラル様
そうですね。日本の植林のほとんどが杉。これから日本の森の問題はそちらに意識が行くのでしょう。感覚的に日本人にとっての精霊住む森は広葉樹林のような気がしますが。
>mimi様・雑草様
おっしゃるとおりです。海外で大量に伐採し、大量に木材を輸入しています。そして国内林業は廃れ、森は荒れて行きます。現在、国内だけで問題が解決することはありません。少しずつ考えて行きたいです。今後ともご教授願います。
>匿名様
本当ですね。日本人が持つ潜在思念と申しますか、観念よりももっと本能に近いところの感覚を大事にしたいと思うのです。
>「るいネット」ファン様
分かりやすいデータありがとうございます。
>平野虎丸様
ご期待に応えられず申し訳ないです。確かにここで述べたのは非常に1面だけ、森林面積についてだけです。日本の山々が元々持っていた生態系の豊かさが失われつつあります。でも、ここに来られたみなさんのように、多くの人がそれに気づき悲しんでいるのも確かだと思います。変えていけると思っています。
言いたかったのは森に対する畏敬の念の再生です。何が必要でしょうか?
>防犯防災で幸せ守ろう会@京司様
ありがとうございます。応援よろしくお願いします。